ミナトミライ22,ヤマシタ公園

[ Minatomirai22 BBS Log / No.35〜No.74 ]

魅力に満ちたヨコハマの夜は眠らない。

昼に夜にさまざまなスポットでニューロキッズのココロを躍らせる。
目新しいもの好きならミナトミライ22で、フローティング・ポートからアクセスすれば
カップルで良い雰囲気に浸れるヤマシタ公園までひとっ飛び。
ここからはベイブリッジの眺めだって Cool。
もちろん小粋で洒落た関内も見逃せない。
アイスやディナーだって、酒やドラッグだって、女や男だって楽しめるだけ楽しめる。
それがミナトミライ22からヤマシタ公園までの街並み。

そう、欲望に満ちたLU$Tの夜は眠らない。


覚醒

Handle : “血塗られた花嫁”周 准麗   Date : 99/07/05(Mon) 09:32
Style : カブキ マネキン◎ カタナ●   Aj/Jender : 18/F
Post : 三合会


死神は背後に迫っていた。
「!!!」
危険を感じ、とっさに振り返る。
子犬は慌てて逃げ出してしまった。だが、彼女はそんなことに構っていられない。
彼女は唯一の武器であるバタフライナイフを抜く。
「パーン!」
突然、銃弾が襲いかかって来る。
咄嗟にそれは避けるが、目標を探しているうちに、いつの間にか奴は彼女の背後にいた。
「うぐっ!」
彼女は背後から斬りつけられ、倒れる。
奴は彼女のナップサックを奪い、闇に消えていった。

 [ No.74 ]


Flash in the Darkness

Handle : ”Flash in the Darkness” D.R   Date : 99/07/03(Sat) 13:55
Style : Katana◎、Manikin●、Chakra   Aj/Jender : 男/26歳
Post : Free Solo


夜・・・。闇・・・。そして閃光が夜の公園に浮かび上がる。
その名にふさわしい速さで、閃光は移動していく。
”闇の閃光”が動きを止める。
銃声が聞こえる。首部を音のした方に向ける
「・・・銃声か。私には関係の無いこと・・・。」
いかなる感情も彼の顔には浮かび上がらない。
閃光は動き始める。

ふと、視野に奇妙な光景を確認する。
知っている男と女。千早とイワサキのエグゼグ・・・。
会いもしない二人が同じ休憩所にいる。
「・・・こちらの方が興味深いな・・・。奴への手みやげができそうだ・・・。」

そして、”闇の閃光”は休憩所にたどり着く。
黙礼を二人のエグゼグに行い、動きを止める。
闇の中、閃光は衰えることはない・・・・

http://home7.highway.ne.jp/shinsen/ [ No.73 ]


Movin' on The Rain

Handle : フィンスターニ   Date : 99/07/03(Sat) 00:31
Style : Vasara◎ Kabuto=Kabuto●   Aj/Jender : 21/male
Post : Freelance


警告の直後、背後に二人の気配。
反射的に振り向いて銃を付きつける。
「わっ! な、何するんですか!」
よく見ると、片方は先ほどの猟犬。
『……失礼。背後にたたれるとは思わなかったのでね』
刹那。
トイレの方から発砲。反射的に腰の剣を抜いて銃弾を叩き落とす。
『細かい話は後だ。<奴>を無力化するぞ』
「あんさんは?」
『……“凪”のフィンスターニ』
そうとだけ答えて、トイレの影へと飛び込んだ。

 [ No.72 ]


移動

Handle : 御剣 初   Date : 99/07/02(Fri) 21:43
Style : エグゼク◎カブトワリ●カリスマ   Aj/Jender : 28/男性
Post : 千早重工情報処理部経理課課長


待ち合わせの時間はもう過ぎた。
(このまま待っていても時間の無駄か…?)
そう思っていると、銃声が闇の中に響く…。
(銃声?何かあったのか?)
あたりを警戒しつつ懐のMP10に手をかけたままポケットロンを取り出すといつもの場所に電話をかける。
コールの1回目が鳴り終わる前に良く知った秘書の声が返って来る。
「僕です。今、動ける人はどれくらい居ますか…?……そうですか、20人といった所ですか……。
すみませんがこっちの方に回してください。あとこの人物についての調査を行って置くように連絡してください。」
そう言って、手元にあるプラスチックペーパーの情報を部下に送る。
ポケットロンに電話を終わったころには、だいぶ、雨脚が強くなってきていた。
(このまま待っていても、雨に濡れるだけですね。)
あたりを見渡すとちょうど屋根のついた休憩所が近くにあるようである。
応援が来るまではもうしばらくかかるだろう。
プラスチックペーパーを折りたたんで懐にしまうと、とりあえず雨を避けるために休憩所の方に走っていく。

 [ No.71 ]


銀糸の向こう─「特等席からの観戦(傍観者?)」

Handle : 和知 真弓   Date : 99/07/02(Fri) 19:54
Style : カリスマ◎エグゼク●ミストレス   Aj/Jender : 26/female
Post : イワサキ(詳細不明)


銃声のあとの静寂。
しとしとと降り注ぐ銀糸のベールの向こう側でなにやら起っているらしい。
さして、動じた様子もなく、さほど離れていない距離の屋根のついた休憩所で、男装の麗人はゆっくりと夜景を楽しみながら、満足そうに微笑む。
事態をまるで見通していたかのように……。
ポケットロンに着信。優雅な仕種でバックの中から取り出す。
「…今日のヨコハマ観光は楽しかったよ」
喫茶店で出会った友人の案内で初めてのヨコハマ観光は活気に満ちたヨコハマの名所を案内してもらって本当に楽しいものだった。
残念なのは中華街にいけなかった事だけだろうか?あとは……。
「…今は夜景を楽しんでいるよ、特等席から」
銃撃のあった方向を見ながら、本当に楽しそうに男装の麗人は微笑む。
その目に宿るのは冷たい氷の微笑。

 [ No.70 ]


Present for me

Handle : ”白い黒”クリフォード=カーライル   Date : 99/07/02(Fri) 19:27
Style : Hilander◎Kuromaku●Kabuto-Wari   Aj/Jender : 20?/♂
Post : Carlisle Syndicate


(まいったな、疑われてるぞ・・「身分証見せてみぃ」ときたもんだ)
これもすべてバカAIのせいと、PIPIを恨めしげに見る。すると、PIPIがこっそり何かを吐き出した。(いいぞ!偽造IDだ)このAI、こういう仕事はやたらと速い。
「これが私のIDカードです、・・っと本部から連絡が(上手いぞPIPIッ!)・・はい、外部音声に切り替えます。<zaza… ジョン巡査。至急トイレ裏に向かって下さい…zaza>・・だそうです!急ぎましょう!」
(だが、それにしても仕事が速すぎる。偽造IDを造りつつ、現場を特定したのか?!)
そんな疑念を頭の隅に追いやると、なんとかB−ハウンドの美人を言いくるめ(まあ、まだ疑われてるが)現場へ向かう。
すると、そこには2人の男が・・・

 [ No.69 ]


Stome Night

Handle : フィンスターニ   Date : 99/07/02(Fri) 18:11
Style : Vasara◎ Kabuto=Kabuto●   Aj/Jender : 21/male
Post : Freelance


トイレの影に男が一人。
傷ついているらしく、息は荒い。
「動くな!」
少し離れた場所から誰何の声を投げる。
「両手をあげて,そのまま地面に伏せろ! 従わない場合は、即座に発砲する!」
(さて,どう出る……?)

 [ No.68 ]


第三の瞳−警告

Handle : ”D code”   Date : 99/07/02(Fri) 17:21
Style : レッガー ニューロ タタラ●   Aj/Jender : 20?/M
Post : 刺客


…現場には、SSSを名乗る偽者。時間稼ぎにはちょうど良い。
本物はここには来ないのだから。
発砲現場に、偽の証拠となる銃が転がっているのを確認しつつ、次に手を打つ。

彼のポケットロンに音声データを流す。
「zaza…ジョン巡査。至急トイレ裏に向かって下さい。…zaza」

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/1544/cking/NOVA/top.html [ No.67 ]


いったい何がどぉなってん!

Handle : ”スタン官”伊緒奈・トレイシィ   Date : 99/07/02(Fri) 16:39
Style : イヌ◎、カゼ●、カブト   Aj/Jender : 20/F
Post : B−ハウンド(退職間近)


雨降ってきよった・・・。現場大丈夫やろか・・・。
「あかん!見失ってもぉた・・・。」
ここまで追ってきたのになぁ・・・。
辺りを見回すとモニュメントの前に1人の男。
血の付いたコートにナイフ。

『何やこいつ・・・たたけばホコリ出そうやな・・・。』
SSSを名乗っとるけど、どこまでほんまなんか・・・。
「ほなら、身分証見せてみぃ。
うちはきちんと持っとるで。何なら本部に問い合わせてもろてもかまへん。」

 [ No.66 ]


[ Non Title ]

Handle : ”白い黒”クリフォード=カーライル   Date : 99/07/02(Fri) 16:07
Style : Hilander◎Kuromaku●Kabuto-Wari   Aj/Jender : 20?/♂
Post : Carlisle Syndicate


僕の仕事帰りの(嵐の中での)ティータイムは、悲鳴によって終わりを告げた。
丸ウサギ型お目付けAI=PIPIの制止を右から左で好奇心の赴くままに向かってみれば、1人のブラックハウンド。
(これはヤバイ。コートに仕事の血ついたまんまだし。事件は傍観者になるのも面白いよな)そう決めたときだった、モニュメントの影に光るものを見つけたのは。手に取ってみれば、それは血のついたナイフ。
ちょうどその時ハウンドと目が合ってしまった。
(まずいッ)僕のIANUSがこの場をどう切り抜けるか必死で計略をはじき出したその瞬間、ウチのポンコツAIが叫んだ!
「何やってんの!血のついたナイフなんて早く捨てちゃいなさいよ!」
・・・・・(涙)
そんな中、頭に浮かんだ一筋の光に僕はすがった。
「ど、どうも。SSS私服警官・・ジョンです。通報をうけたもので・・・」

 [ No.65 ]


GOODNIGHT MELODIES

Handle : ビリー・クリムゾンレッド   Date : 99/07/02(Fri) 12:31
Style : レッガー◎カブト=カブト●   Aj/Jender : 16歳/男
Post : E.D.G.E.


雨は容赦なく俺から熱を奪っていった。まずい。冗談抜きでモルグ行きか……?
よく聞く声が近くでする。目をあけると傘をさした美人。俺は彼女を知っている。
(死の直前には大切な人の姿が見えるって誰か、師匠だったかな?そう言ってたな)
彼女がかけよってくる。水が音をたててはねる。リアルな夢だ。
「好きの一言ぐらい、言っておけばよかった……」
まどか……彼女の名だ……さんに右手をのばす。頬に触れた。夢じゃない?
俺は傷の事などお構い無しにとび起きた。
「まどか、さん?なんでここに……?」

 [ No.64 ]


束の間の休息

Handle : “血塗られた花嫁”周 准麗   Date : 99/07/02(Fri) 09:32
Style : カブキ マネキン◎カタナ●   Aj/Jender : 18/F
Post : 三合会


静かだった。
いや、正確には雨の音しか聞こえなかった。
彼女は慣れぬ横浜の公園に迷っていた。
もう銃声の方すらよくわからなくなってきた。
「!!!だれ?」
背後の物音に彼女は一度は緊張したが、その姿を見て安堵した。一匹の子犬だった。
子犬は、彼女の足にすり寄ってくる。
彼女はしゃがんで子犬の頭をなでてやった。
「かわいそうに。おまえも迷子になったんだね。」
野良犬がいるわけはない。おそらく飼い主からはぐれたのだろう。
彼女は子犬に同情しながらも羨ましがった。
「でも、おまえは自由なんだ。私とは違う。」
背中のナップサックがズッシリと重く感じた。

束の間の休息は終わりを告げようとしていた。
死神は彼女の背後まで迫ってきていたのだった。

 [ No.63 ]


悲鳴・・・!?

Handle : 神無月 梓   Date : 99/07/01(Thu) 23:14
Style : ニューロ◎ニューロ●エグゼク   Aj/Jender : 19才/女性
Post : 千早系列子会社の社長令嬢


公園でボーとしていた梓は、声を聞きそちらの方を向く。
正確には、梓の姿をした”セクサロイド”が。

カタカタカタ。
キーを叩く音。それは、公園でない場所。
本当の梓の存在するホワイトエリアの自宅。
公衆DAKを支配し、声のするところを知覚する。

「人・・・?。(クス)殺しかしら?」
再びキーを叩く。それはドロイド梓への指令である。
人の姿に巧みに偽装されたその”ドロイド梓”は、
その場の人間に声をかける。
「あのぉ。よくは分かりませんが大丈夫ですか?」

http://www2.osk.3web.ne.jp/~cehu6896/Cast/cast0065.html [ No.62 ]


雨の中で

Handle : “Melty Doll”石見沢 まどか   Date : 99/07/01(Thu) 20:46
Style : ◎マネキン=マネキン、●クロマク   Aj/Jender : 18?/女
Post : フリーランス


K−TAIの電話の向こうから聞こえる「デート」のキャンセルを詫びる男の声に、
作り物めいた美貌の少女――石見沢まどかは、淡々と受け答えた。
そして、相手との交信を切り、これからできた暇な時間をどう過ごすか、
既に暗くなった海の向こうを、ぼんやりと眺めながら考えていた。
彼女の表情は傘の蔭に隠れ、容易には伺い知れない。
不意に、軟らかな汐風が吹き、長い髪がふわりとなびく。

傘に打ちつける雨の音は、彼女の耳には小気味よく響く。
しばらく遠くの海を眺めた後、公園内を行き交う人々に混じり、彼女は歩き始める。
ふと、遠くで男の悲鳴が聞こえる。
行き交う人々の中にはその音の続きを求めて、立ち止まり耳を傾ける人もいる。
だが、彼女には関係ないと思ったから、気に止めようとしない。
「デート」のキャンセルの事は、もう2秒前に忘れてしまった。
今はせめて、男のしがらみから解放された自分の時間を童心に戻って過ごそうと、
石見沢まどかは思う。雨の中を、学校の帰り道を行く、幼い少女のように。

しかし、そうやって過ごす彼女の時間は、そう長くは続かなかった。
ふと顔を上げると、よく知った顔の少年が地面に俯せになっているのが見えた。
彼女は、急いで走り寄る。あたかも、彼の事を心配するのが、当たり前のように。
「……ビリー、君?」
傍らに立った時、初めて彼の左腕から血が流れてるのに気付く。
そして、それから取った彼女の行動は、自分でも信じられないくらい、
滑稽で、かつ自然だった。
「……ねぇ、ビリー君………お願いだからしっかりして!!」

 [ No.61 ]


STILL ALIVE

Handle : ビリー・クリムゾンレッド   Date : 99/07/01(Thu) 16:43
Style : レッガー◎カブト=カブト●   Aj/Jender : 16歳/男
Post : E.D.G.E.


[くっっ!?」
突然の行動に対処するには俺はあまりにも油断……いや、友が発砲するなど、想像もできなかった。
だが、事実俺の頬に紅い線が浮かび出す。2発目を蹴りで叩き落とす。3発目。
見事にくらった。左腕に痛み。
(くそ、盾を……)
だがそれは白コートのなか。コードが羽織っている。事情が飲み込めない今、どうしようもない。逃亡を選ぶ。
コード、いや、コードの姿をした何者かは撃ってこなかった。同じく逃亡したのだろう。
目の前に若い男。もしかしたら黒いシャツと黒ズボンに革手袋をした俺を発砲した張本人と誤解するかもしれない。
転んだ。右手でポケットロンを操作。
電話。留守のようだ。ついてない。
「師匠。すいません。俺、死ぬかも……」雨が俺に容赦なく襲いかかってきた。

 [ No.60 ]


第三の瞳

Handle : D・code   Date : 99/07/01(Thu) 15:47
Style : レッガー ニューロ タタラ●   Aj/Jender : 20?/M
Post : 刺客


夜の公園を見渡す。雨のために、視界はあまり良くはない。

発砲音がする。それを眺める者がおり、撃たれた者がおり、撃った者もいる。
もうすぐ其処には人があふれるだろう。何事もなければ。

現場には黒き猟犬。そして・・・。
凶器を持った女が移動を開始した。それを探すかのようにSSSへの伝達。
もう少し、時間稼ぎがほしい。
SSSを誘導する。
やがて、凶器をもつ者と接触するだろう。

 [ No.59 ]


えらいことンなってもーたなぁ・・・。

Handle : ”スタン官”伊緒奈・トレイシィ   Date : 99/07/01(Thu) 13:29
Style : イヌ◎、カゼ●、カブト   Aj/Jender : 20/F
Post : B−ハウンド(退職間近)


「ちょっとええか・・・ってなんで逃げるん!」
うちが声かけたとたん女の子は逃げよった。
「!」
手にもっとるんはナイフか。とりあえずとっつかまえんことには話にもならへん。

「ちょい待ちぃ!あんま逃げるとスタン弾かますで!」
うちのいつもの手段。たいていの連中なら一発で止まる。
「逃げよったな・・・。」
さすがにこんなとこでうちも発砲したくはない。
「しゃあないなぁ。また追っかけるか・・・。ん?なんやこれ。」
死体のそばにプラスチックペーパーが落ちとった。

「まだ来ぃへんのかいな・・・。」
SSSまだ来ない。怪しい少女を追いかけることもできへん。
「しゃあない。」
ポケットロンで支部に連絡を入れ、現場の確保を頼む。
「これでええやろ。」
さて、追いかけんとな。

 [ No.58 ]


糸を手繰る

Handle : ”無免許探偵”ウェズリィ   Date : 99/07/01(Thu) 11:54
Style : KABUTO,FATE◎●,KABUTO-WARI   Aj/Jender : 2?/Male
Post : Freelans


俺は常に思うことがある。俺の人生は旅のようなものだ。
当てもなく彷徨い、辿り着いた場所で全てを奪い、そして再び当てもなく彷徨う旅。
虚無と憎悪だけが生きる糧の、孤独な旅。
ただ何かを求めていた。それがなんなのかは未だ分からない。
だが俺は今でも求めている。

俺は海を見つめた。
海鳥が飛んでいた。雲が流れていた。海は青かった。
…ふと、視線を感じた。哀しそうな、何かいけないものを見てしまったような、そんな視線が。
俺はそっちを振り返った。
少女が居た。俺のよく知っている、俺の何より大切な存在が。
「おう、どうした。ずいぶん遅かったじゃねぇかよ?おみやげ冷めちゃうぞ?」
何かごまかすかのように、わざと明るくそれでいて微笑みを浮かべて俺は彼女にそういった。
二人の距離を詰めるために、二人の間の糸を手繰るかのように。

http://www.mietsu.tsu.mie.jp/keijun/trpg/nova/cast/cast03.thtm [ No.57 ]


At a Distance

Handle : 日向あきら   Date : 99/07/01(Thu) 11:18
Style : チャクラ◎カタナ●バサラ   Aj/Jender : 16歳/女
Post : フリーランス


「おかしいな。待ち合わせは、ここだったんだけどな…」
小柄な少女はきょろきょろとあたりを見まわす。あどけなさの残るまだ幼い容貌は、目的の人物を見つけるために集中していた。
ふと眼の端に捕らえた、一人の影。彼女は目的の人物がそこにたたずんでいることを知覚する。
その後姿は、間違いなく。探していた人物のものだった。けれど。
…声がかけられない。あまりにも、その背中が孤独を表現していたから。
あきらにとって、その背中に近づくことは勇気の要ることだった。一歩、一歩近づくが。それでも、まだ、彼との距離は遠い…。

 [ No.56 ]


迷走

Handle : “血塗られた花嫁”周 准麗   Date : 99/07/01(Thu) 10:06
Style : カブキ マネキン◎カタナ●   Aj/Jender : 18/F
Post : 三合会


彼女はひたすら走った。走るしかなかった。
「はぁ、はぁ、はぁ」
息が荒くなりモニュメントにもたれかかる。ふと、手を見ると……
(何やってるの?私。なんでこんなナイフなんか持ってるの?こんなものもってたら犯人と間違われるじゃない!)
自分の行動の愚かさに呆れるしかなかった。

突然、後ろから銃声が響いた。
雨は強くなってきた。
雨は、ナイフの血を洗い流そうとしていた。
彼女はナイフをモニュメントの隙間に隠して、銃声のほうに駆けていった。
自分が犯人でないことを証明するためには、犯人を捜すしかない。
そのきっかけを見つけてくれる銃声の気がしたのだった。
たとえ、危険の中へ飛び込んだとしても。

彼女はもう待ち合わせのことをすっかり忘れていた。

一度回りだした運命の輪は、留まることを知らなかった。

 [ No.55 ]


鏡像

Handle : D・code   Date : 99/07/01(Thu) 09:35
Style : レッガー ニューロ タタラ●   Aj/Jender : 20?/M
Post : 刺客


もう一人自分がそこにいる。
ゆっくりと立ち上り、不適な笑みを浮かべつつ、
油断しきっている”ヤツ”に鉛の洗礼を浴びせる。

夜の公園を轟音が木霊する・・・
雨が、降り始めていた

 [ No.54 ]


邂逅

Handle : フィンスターニ   Date : 99/06/30(Wed) 20:18
Style : Vasara◎ Kabuto=Kabuto●   Aj/Jender : 21/male
Post : Freelance


トイレの影にいる、二人の男。
片方は間違いなく、乱れた気の流れ。
もう一人は誰だかわからない。
(新手か?)
至急、自宅の妻に連絡をとる。
「ああ、私だ。そんなに喚くなって。今から送る画像の男、判別できるか?」
『2秒頂戴』
「わかった」
(さて、吉と出るか凶と出るか……)


 [ No.53 ]



Handle : ”無免許探偵”ウェズリィ   Date : 99/06/30(Wed) 17:57
Style : KABUTO,FATE◎●,KABUTO-WARI   Aj/Jender : 2?/Male
Post : Freelans


 誰もいない所に男は一人立っていた。
 仕事を終えひとときの安息を求め、男は黙って海を見ていた。
 男は海が好きだった。
 少年の頃、孤児院から脱走して最初に目にしたのが海だった。
 あの瞬間、涙があふれて止まらなかった。理由は今でも分からない。
 男は黙って海を見ていた。その背中は言いようもしれぬ孤独だった。
 それは壮絶な孤独だった。

http://www.mietsu.tsu.mie.jp/keijun/trpg/nova/cast/cast03.thtm [ No.52 ]


休暇[急禍]

Handle : クレア=バートクライン   Date : 99/06/30(Wed) 14:55
Style : 黒幕 兜=兜◎●   Aj/Jender : 27/♀
Post : ナイト・ワーデン


今日は久々の休みだった。この機会に一度訪れたかったヨコハマでゆっくり過ごすはずだった。
今は夕食も済み、この公園でぼーっとしながらこれからの予定を考えているところだった。

 だが、そのゆっくりとした空間からいきなり現実に引き戻された。悲鳴だ。
 「・・・今のは・・・?」
呟くとともに声のした方向を探す。
(あっちか!!)そう感じた瞬間にはすでに身体が動いている。
 尋常ではない、明らかに死の香りを持った声だ。
多分、間に合わないだろう。それでも染み付いた習性は肉体を動かす。
 (見つけた。)
 血溜まりの中に男が倒れている。
そばには・・・女性が二人と凶器とおぼしきナイフ。一人は猟犬か。
 (犯人は彼女らではない。では、どこ?まだ遠くには行ってないはず。)
 「すまないけれど、ここに血を浴びてるような奴がいないか見て。」
IANUSで自分の半身たる妹に呼びかける。
 『わかりました。2秒、時間をください。』
 「ふふっ。頼りにしてる。」

 しかし通信を終える頃には、マネキンらしき女性とナイフは消えていた。
周りを見渡すが、最早彼女は夜の闇の中に紛れ込んでしまっている。
 (私としたことが、状況から目を離すなんて。)
悔やむが、今更言っても仕方がない。再度妹に連絡をとる。
 『すいません。まだサーチは・・・』
 「もうひとり、今送った画像の娘も捜して。」
返答を待たずに通信を切る。
 (不謹慎だけど、面白くなってきたようね。折角とった休暇だもの、楽しませてもらわないと。)

 風が、強くなってきた。

 [ No.51 ]


嵐の予感〜サンダーストーム〜

Handle : ビリー・クリムゾンレッド   Date : 99/06/30(Wed) 14:30
Style : レッガー◎カブト=カブト●   Aj/Jender : 16歳/男
Post : E.D.G.E.


意識が戻ったらしい。弱々しい笑みをコードは浮かべた。
「何やりやがった、一体?」
何故人目の多い場所を避けたのか?1、敵が追っている。即座に却下した。夜の公園とはいえ、人は多い。助けを求めれば敵が攻撃をかける前になんとかなるだろう。
相手が狂っていなければ。
つまりこの傷は見られてはいけない物。後ろめたいことがなければ何も問題はないのだから。
さっきの悲鳴を思い出す。いやな予感。
「何があった。俺に話せ。おまえのためだ」
着ていた白コートを渡す。傷を目立たないようにする。それに、こんな所に男二人ではなにかしら興味をひく。
「さて……どうするかな」

 [ No.50 ]


間奏 降雨

Handle : D・code   Date : 99/06/30(Wed) 11:32
Style : レッガー ニューロ タタラ●   Aj/Jender : 20?/M
Post : 刺客


影が見える。
影は何かを探すかのように体を這い回る。
何かを縛る音。傷痕があたり、激痛が走る。

意識が急速に覚醒する。
重みは未だ感じる。運命は手の中から離れてはいないらしい。
焦点が戻り、影が像を結ぶ。

「奇遇だね、兄弟。こんな所で会うなんて」

 [ No.49 ]


遅延

Handle : 御剣 初   Date : 99/06/30(Wed) 11:01
Style : エグゼク◎カブトワリ●カリスマ   Aj/Jender : 28/男性
Post : 千早重工情報処理部経理課課長


待ち合わせは公園の端の方薄暗い電灯の下になっている。
人気のない、周りになにもない開けた場所みたいだ。
「こんなところで待ち合わせ?…完全に狙撃の的になりますね……。」
待ち合わせの場所が示されたプラスチックペーパーを片手にあたりの様子をうかがいながらその場所で時間が過ぎるのを待ってみる。

「遅いな…?待ち合わせの時間はとっくに過ぎてるのに…。」
招待された時間からすでに30分過ぎている。それでも、相手からの連絡はまだない…。

 [ No.48 ]


混沌

Handle : “血塗られた花嫁”周 准麗   Date : 99/06/30(Wed) 09:28
Style : カブキ マネキン◎カタナ●   Aj/Jender : 18/F
Post : 三合会


「ヤベ!!」

よく考えてみれば、なぜヤバイと思ったのだろう。
だが、彼女はとっさに身の危険感じ、あわてて暗闇へと駆けていった。
それはカタナとしての本能だったのかもしれない。
だが、ただ一つの鍵とも言えるナイフを彼女は持っていってしまった。
かわりに……と言っていいのか、彼女は手にしていたはずのプラスチックペーパーを落として行ってしまったのだった。

運命の輪は複雑に絡みつき、混沌とした未来を創り出そうとしていた。

 [ No.47 ]


[ Non Title ]

Handle : ビリー・クリムゾンレッド   Date : 99/06/29(Tue) 16:16
Style : レッガー◎カブト=カブト●   Aj/Jender : 16歳/男
Post : E.D.G.E.


男の悲鳴。興味は湧かない。どうせ喧嘩か何かだろう。男を助ける気はしない。
そのまま歩き、俺はトイレの陰にもたれかかっている人影を見つけた。
(……ったく。またカップルか?俺は今機嫌がサイッコーにわりいんだ)
蹴りの一撃でもくらわしてやろうと人影に近づく。男一人。見知った顔。
「……おい、コードか?」
こんな所で知人に会うとは奇遇だ。
だが、そんな思いも2秒で凍り付いた。出血している。しかも返事がない。
男は助けない。だが、そいつがブラザー(或いはチューマ、とにかく仲間のことだ)なら話は別だ。
俺はとりあえず応急処置をほどこした。

 [ No.45 ]


悪夢〜開死〜

Handle : D・code   Date : 99/06/29(Tue) 15:55
Style : レッガー ニューロ タタラ●   Aj/Jender : 20?/M
Post : 刺客



・・・人が集まりすぎている。
視線を感じる。見つかってはならない。まだ、終っていない
重い体を動かし、身を隠す。

遠くで声が聞こえる。・・・モウスグダ・・・
               ・・・ハヤク・・・
雲が流れ、空は闇に包まれる。
嵐になりそうだ・・・

 [ No.44 ]


危険な予感

Handle : フィンスターニ   Date : 99/06/29(Tue) 15:14
Style : Vasara◎ kabuto=kabuto●   Aj/Jender : 21/male
Post : Freelance


今の悲鳴は……?

声の聞こえた方向をテレスコープで拡大……男が倒れていて、そのそばに女性が二人。
一人は黒の猟犬。もう一人はぱっと観、どこかのマネキンらしい。
(声のした時間からして、まだそう遠くには行ってないはず……)
全神経を集中してそれらしき気配を探る。
多少乱れた気の流れが一つ。
(知らん顔は出来そうにない、な)
手早く装備を確認する。
「やれやれ、物好きだな、私も」
そうつぶやいて駆け出していった。

 [ No.43 ]


何が起こってん!?

Handle : ”スタン官”伊緒奈=トレイシィ   Date : 99/06/29(Tue) 13:36
Style : イヌ◎・カゼ●・カブト   Aj/Jender : 20/F
Post : ブラックハウンド(退職間近)


突然聞こえた男の悲鳴。

「なんや!?」
ヨコハマ支部に連絡取っといた方がええかな?。

「とりあえず、行ってみんことには話にならんわな・・・。」
バイクあらへん。しゃあない、走ってこ。

「しっかし、制服着たまんまで良かったわ。」
普段から非番の日も制服を着る癖がついとってよかったんか悪かったんか・・・。

男が倒れている側に女が1人。
「どないしてん?」
うちは声をかけた。

 [ No.42 ]


鋭き刃

Handle : D・code   Date : 99/06/29(Tue) 13:12
Style : レッガー ニューロ タタラ●   Aj/Jender : 20?/M
Post : 刺客


朱い上着を脱ぎすて、斑に染まった腕を拭う。
まだ、終わった訳ではない。

「やってくれる・・・」

傷口が開き、シャツが朱色に染まる
事を起こしたからには、あまり長居はできない。
願わくば、もうしばらく眺めていたかったが・・・

 [ No.41 ]


真紅

Handle : ビリー・クリムゾンレッド   Date : 99/06/29(Tue) 11:02
Style : レッガー◎カブト=カブト●   Aj/Jender : 16/男
Post : E.D.G.E.


夜の公園。白いトレンチコートを着た少年が、不機嫌そうに煙草を吸っていた。
彼の視界の隅にはカップル。完全に2人だけの世界に入っている。苛立ち。
仕事とはいえ、何だってこんな所に1人で来なきゃいけないんだ。
「ふぅ……」
ため息が漏れる。とりあえず、視界にカップルを入れたくなかった。
ぶらりと公園を散策する。この苛立ちを何かが解消してくれないだろうか?

 [ No.40 ]


転機

Handle : 御剣 初   Date : 99/06/29(Tue) 10:21
Style : エグゼク◎カブトワリ●カリスマ   Aj/Jender : 28/男性
Post : 千早重工情報処理部経理課課長


公園で一休みしているときの突然の電話だった。
…すみませんがそっちの方でトラブルがあったみたいです、
よろしければ処理と後始末の方お願いできませんか?…
「しかたがないですね。仕事上のトラブルはいつもあることですよ。僕の方でできるなら何とかしますよ。」
まったくどこで見ているか、ゆっくりとする時間も無いのですか…。
まあ、気にしていても始まりませんね。
彼は身支度を整えると指定された待ち合わせ場所へと夜の街を出かけていく。

 [ No.39 ]


宴の始まり

Handle : “血塗られた花嫁”周 准麗   Date : 99/06/29(Tue) 10:15
Style : カブキ マネキン◎カタナ●   Aj/Jender : 18/F
Post : 三合会


「ぎゃー!」
静かな公園で突然、男の悲鳴がした。
「何かしら?」
待ち合わせている人も見つからない少女は、持ち前の好奇心からふらりとそちらに向かった。
「!!!」
そこには一人の男が背中から血を流して突っ伏していた。
もう、息はなさそうだった。
(コツン)
爪先に当たった何かを何気なく拾ってみる。
「!」
それは血で染まった一本のナイフだった。

錆び付いた運命の輪はゆっくりと動きだそうとしていた………

 [ No.38 ]


彷徨える子羊

Handle : “血塗られた花嫁”周 准麗   Date : 99/06/28(Mon) 16:52
Style : カブキ マネキン◎カタナ●   Aj/Jender : 18/F
Post : 三合会


「ふぅ」

丈夫そうなナップサックを背負った少女は溜息をついた。

「おっかしいなぁ。待ち合わせ場所はこのあたりのはずなのにぃ」

くしゃくしゃになったプラスチックペーパーを握った准麗は、一人夜の公園を彷徨っていた。

 [ No.37 ]


[ Non Title ]

Handle : ”D code”   Date : 99/06/25(Fri) 17:01
Style : レッガー ニューロ タタラ●   Aj/Jender : 20?/M
Post : 旅人


何気なく、景色を眺める。

「…いい所だ、な。此処は」

店で聴いた場所。一度、訪れてみたかった。
見知らぬ景色、知らない世界。
いろいろ考える事がある。いろいろ悩むこともある。
もう少し眺めていよう。その間は何も考えなくてすのだから。

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/1544/cking/NOVA/top.html [ No.36 ]


ここが最後か・・・。

Handle : ”スタン官”伊緒奈=トレイシィ   Date : 99/06/21(Mon) 20:31
Style : イヌ◎・カゼ●・カブト   Aj/Jender : 20/F
Post : ブラックハウンド(退職間近)


「う〜ん。」
のびひとつ。きもちえぇわぁ。

『教官として迎えたい。できる限り早く帰国して欲しい』

あのメール来たんいつやったかな?「できる限り」言われてもうちかて仕事ほっぽって行かれへん。

うちかて帰りたいわ。もう2年もおかんに会うてへん。

「教官か・・・。うちもうそんな身分になれるんかいな・・・」
北米連合のポリスアカデミー。訓練中から大騒ぎばっか起こりよる妙ちきりんなとこ。せやけど、うちは楽しかった。
せやのに、せやのに・・・。

「せやのに、なんで『帰りたない』思とんやろな、うち・・・。」

 [ No.35 ]


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