ようこそ骰子-jp.comへ。ここは日本妄想文化のディープエンドです。
ここではすべてがオールライト、ハメを外しすぎるくらいがちょうどいい野性のフリーゾーンだ。でも半端な外しかたはだめだよ。やる時はきっちりケジメをつけられるようにやらなきゃいかんよ。自分の尻をふけるのは自分しかいないんだってことを忘れずにね。
こんちは、のまです。骰子のまとめ役をやってます。骰子のウェブサイトがリニュアルされ、今まで顔が見えていなかったメンバーも前線に出てくるということになりました。たとえば俺なんかはそうで、骰子の責任者ということで名前だけは出ていても、どういう人間なのかはよく分かっていない人も多かったはず。それで、骰子を構築している連中の人となりや、趣味嗜好を知ってもらうという意味も込めて、このコラムが始まったわけです。
コラムは、現在のメンバー10人が週替わりで執筆、各人ごとにネタは違います。でも1回書いちゃうと、最低でも9週間は待機していなくちゃいけないわけで、その間に書きたいことはどんどん溜まっていくはず。だから書きたいことがあったら、その時は乱入もOK。つまりは、毎日チェックしといたほうがいいよってこと。誰がいつ、どんなテキストをぶち込んでくるかわからないからね。
では第一回目ということで、今回の俺のテキストは、この「骰子」という場について、一体ここはどんな場所なのかということを書きたいと思う。
骰子、ダイス、dice。表記の仕方はいろいろあるけど、基本的にどれも正しい。書きたいように書けばいい。書き方もひとつの表現の手段。自分のセンスを発露させるためのやり方のひとつなんだ。
骰子は、ネットの中に生まれたアメイジング・プレイスです。ここに集まってきた連中は、テーブルトークRPGという遊びを通して、自分の中にあふれている空想や妄想をパフォーマンスすることに悦びを見つけた奴らばかりで、みんなそれぞれに自分の舞台を持ってはいたけれど、そこでアクションするだけでは飽き足らず、もっと広く強烈で刺激的な大舞台を作ろうとした。そしてできたのが、骰子というステージだった。全部で10人。この10人が、この場所から、みなさんの脳みそにダイヴしていきます。TRPGに限らず、あなたたちのエンターテイメントを加速させるための覚醒剤を打ち込むのが骰子の役目だ。アメイジング・プレイス、驚きの場所。脳内の空想ランドが錆びれたと感じたら、この場所に来なさい。錆びをこそげ落とし、消えたネオンに火を灯してみせよう。おまえのA-10神経をレイプして、前頭葉を溶かしてやろう。かならず新しいイマジネーションを、持ち帰ることができるはずだから。
このコラムも、その役目の一端を担っている。骰子が提供するのは、ゲームに役立てるためのシナリオや設定、小説やリプレイばかりじゃない。イメージというものは、どんなモノからでも、どんな場所からでも取り出すことができる。10人の骰子がテキストという形であなたたちに提供するのは、ただの雑感や日記なんかじゃない。扉の前で足踏みしてるきみを、次のステージへと連れ去るための誘惑なんだ。俺たちはその懐にカミソリと媚薬を隠し持っている。
エンターテイメント・アクセラレーター。MYOさんが名づけた、俺たちの加速装置。
夢を見れなくなったら骰子にいらっしゃい。あんたが見たかった景色を、驚きを、気づきを、色彩を、言葉を、俺たちが見せてあげるから。
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