いつの頃からかは分からない、気がつけば俺はそこにいた
機械仕掛けの猛獣と一体となり、オイルという名の血しぶきをあげ、金属の肉片を撒き散らす。
俺の全てがそこにあり、生の欠片一片たりとも“外の世界”から構成されてはいない。
全ての始まりでもあり、全ての終わりでもあった。それが「コロッセオ」……
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